コーセルのCSRの原点は、経営理念:「品質至上を核に社会の信頼に応える」
私たちは、経営理念「品質至上を核に社会の信頼に応える」のもと、「持続可能な社会の実現」を目指し、コーセルグループ総員で取り組むことが私たちの「持続的成長」につながると考えています。
そして、その「持続的成長」のための大切なキーワードが『品質』であり、その『品質』の対象とは、単に製品・サービスなどの機能的品質だけではなく、変化するニーズに応える様々な価値提供の質(営業、開発、生産、管理部門などの各機能における仕事の質)をはじめ、社会の持続性に必要なあらゆる『品質』を対象として考えています。
社会的責任を果たすための基本的活動
私たちは、製品企画、開発・設計、調達・生産、販売、CS活動など、すべての機能において「お客様起点・品質第一」で考え、事業活動を推進します。この各機能のつながりで創出される『コーセル品質』を私たちは大切にしています。これらを高め続けることがお客様の安心・信頼に、そして社会の信頼に応えることとなり、ひいては「持続可能な社会の実現」に貢献することになると考えています。
また、そのための基本行動として、「コーポレートガバナンスコードの実践」、「リスクマネジメントの推進」、「コンプライアンスの遵守」を重視する体制、仕組みを整備し、取り組んでいます。
私たちは今後、この活動を当社グループはもとより、サプライチェーン全体にも拡げていきたいと考えています。
環境への取り組み
私たちは、環境方針とその環境方針を実現する行動指針を掲げ、環境マネジメントシステム(EMS)のもと、事業活動から生まれる「環境負荷」低減に向けた取り組みを推進しています。
なかでも、カーボンニュートラル(脱炭素化)に向けた取り組みは、喫緊の課題であり、グループ企業のほか、サプライチェーンを含めたScope1,2,3全体でのCO2排出量の把握を進め、一日でも早くグループ全体でのカーボンニュートラルを実現しなければならないと考えています。
なお、当社における「環境負荷」の捉え方は、「環境は環境」、「品質は品質」と別々に捉えるのではなく、「品質」と「環境」を関連づけて、「環境負荷」を俯瞰した形で把握することにより、合理的な取り組みとなるよう努めています。
かけがえのない地球環境を健全な状態で次世代に引き継ぐこと、それが私たちに課せられた使命であり、責任であると考えています。
新しい価値を創造するための技術革新にチャレンジ
近年、私たちを取り巻く環境は、大きく変化してきており、様々な社会的問題・課題に直面しています。また、グローバル化の進展により、お客様のニーズも多様化しています。経営理念に示す「“品質”の考え方」の変化も同様で、様々なものが多様化してきているということです。この「多様化」による「変化」をタイムリーに、そして的確に捉え、対応することが重要だと考えています。
当社は、第10次中期経営計画におけるビジョンとして、『顧客起点のニーズを捉えた付加価値のある製品とサービスをタイムリーに実現し、スマートエネルギー社会になくてはならない存在になる』を掲げています。
これは、世の中が「変化」することによるお客様や社会のニーズの変化と、それによる成し得たいことの「変化」を早期に捉え、新しい価値を創造、共創し、実現していこうというものです。
私たちは、そのための「技術革新・モノづくり革新」などに大いにチャレンジし、社会(お客様)にとって価値ある製品やサービスを生み出すことへとつなげていくことを、これからも重視して取り組んでいきます。
一人ひとりが活きる職場・人財育成
ものづくりの原点は“人づくり”であり、企業活動を支えるのは、何といっても「人財」であると考えています。一人ひとりの成長とともに、それぞれが自律することによって「変化」への対応力を高めていき、それがお客様からの信頼へとつながり、これらの動きが「持続可能な社会の実現」に貢献することになると考えています。これら一連の活動を継続していくことで、結果として当社の持続的成長へとつながるものと考えています。
一人ひとりが自ら学び、考え、そして行動することで、結果を生み出すことができる自律した人財の集団を私たちは目指しています。さらに、一人ひとりが活躍できる領域を拡げていくことで、一人ひとりのやりがい、働きがいの向上につなげていきたいと考えています。
本年4月30日、当社はLITE-ON TECHNOLOGY CORPORATIONと資本業務提携をしました。
社員が活躍するステージは、さらにグローバルに広がっています。
当社は、これからも“人づくり”を通して、一人ひとりが活きる文化、職場をつくり、「持続可能な社会の実現」に貢献していきたいと考えています。