1.ディレーティングカーブとは?
当社製品は、使用周囲温度、取付方向によって、使用できる出力電流、または出力電力が変わります。
また、製品によっては、入力電圧でも使用できる出力電流、出力電力が変わります。
これらを表したものがディレーティングカーブであり、ご使用される製品のカタログや仕様書に記載しています。
図1.1.と図1.2にディレーティングカーブの例を示します。
図1.1 動作周囲温度ディレーティングカーブの例
図1.2 入力ディレーティングカーブの例
2.周囲温度ディレーティングと入力ディレーティングの両方がある製品の考え方
周囲温度ディレーティングと入力ディレーティングの2つのディレーティングの両方がある製品の場合、それぞれのディレーティングを掛けることで使用可能な負荷率を求めることできます。
使用可能な負荷率 = 周囲温度ディレーティング × 入力ディレーティング
ご使用条件例
製品 | モデルC(図1.2参照) |
---|---|
入力電圧 | 100Vac |
周囲温度 | 40℃ |
取付方法 | B |
空冷条件 | 自然空冷 |
計算例
自然空冷、取付方法B、周囲温度40℃時の動作周囲温度ディレーティング | = 73% |
---|---|
入力電圧100Vac時の入力ディレーティング | = 90% |
↓
Available load factor = 73% x 90%
= 65.7%
- ※マルチ出力電源の場合、全ての出力毎に周囲温度ディレーティングを考慮する必要があります。
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