パルス負荷による発音について

1.発音の要因

一般的には、パルス性負荷となるモータや表示器等で発生することがあり、多くはパルス性負荷の周波数が可聴周波数(数KHzから20KHz程度)の場合、発生します。
うなり音発生箇所としては、出力チョークコアの振動音が考えられます。巻線に流れるパルス電流によって発生する磁界の影響で、コアが歪みその振動により音が発生するものです。

うなり音の詳細は次のとおりです。
一般にコアなどの磁性体の巻線に電流が流れると、コアが磁化され、交流的に電流が変化した場合磁歪が発生します。
これは、磁性体が伸び縮みする現象です。この伸び縮みにより空気が振動し、音として伝わります。磁歪の現象は、磁性体に共通の現象であり、磁歪発生によるコアの欠け、割れはなく、また磁気特性の変化もないことから、電気特性上は問題ありません。

2.低減案

発音があっても電気特性上は問題ありませんが、出力の両端にLCフィルタを取り付けることで、電源からの発音を低減できます。

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