1.発生のメカニズム
入力-FG間に試験電圧を印加すると、接地コンデンサC2、C3を経由し、C1に電荷がチャージされます。このチャージ電圧がスイッチング電源の起動電圧以上になると、インバータ回路(TR1、OT)が動作して出力電圧が発生します。しかしながら、C1にチャージされている電荷は微量なため、動作は瞬時に停止します。
なお、試験電圧を印加している間は上記状態が繰り返されるため、出力にパルス状の電圧が発生しますが、回路は制御された状態で動作するため、出力電圧が定格電圧を越えて上昇することはありません。また、電源内部の部品に対して異常な電圧がかかることも無いため、信頼性に対しても問題ありません。
LED内蔵電源においては、上記出力電圧に伴い、LEDが発光します。
図1.電源内部概略回路図
2.電源の出力に接続される装置の安全性について
出力電圧は定格電圧を超えることはありません。そのため、電源の出力に接続される装置への影響はほとんどありません。
ただし、装置の特性などにより対策が必要な場合には、電源の出力間を短絡して試験を実施してください。
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