1. DC電圧入力での動作・考え方
スイッチング電源は入力したAC電圧をいったん整流してDC電圧にしてから動作しているため、基本的にDC電圧入力は問題ありません。ただし、入力電圧自動切り替え回路を内蔵している電源は、基本的にDC入力は出来ません。
また、スイッチング電源は入力電圧をコンデンサインプットで整流しているため、波高値に近いDC電圧を作り回路を動作させています。そのため、スイッチング電源にDC電圧を入力して動作させる場合は、入力電圧仕様値に√2倍した値のDC電圧を印加する必要があります。基本的には電源カタログのDC電圧入力範囲をご参照ください。
2. DC電圧入力時の注意点
2.1 配線について
電源内部の入力部には全波整流素子が存在するため、DC電圧を入力する場合でも+(プラス)/-(マイナス)の接続を気にせずに使用できます。
+(プラス)側を入力端子AC(L)、AC(N)のどちらに接続しても動作しますが、下図のようにヒューズを実装しているAC(L)側に接続することをお薦めします。
なお、DC入力でのご使用の際は、電源故障時の保護のため、外付けにDCヒューズを取り付け願います。
2.2 ヒューズについて
AC-DC電源内部の入力保護用ヒューズは、AC電圧定格品です(一部製品を除く)。そのため、異常時にDC電圧では安全に遮断しない場合がありますので、外付けにDC電圧ヒューズを接続してください。
2.3 安全規格について
当社のAC-DC電源は、安全規格の申請時の定格入力電圧範囲は、「AC100V-AC240V(50/60Hz)」となります(一部製品を除く)。DC入力では安全規格を取得しておりません。従いまして、DC入力時には取得している安全規格が削除となります。ただし、一部の製品で、DC入力でも安全規格を取得しているものがございます。詳細は、各製品個別の取扱説明をご覧ください。
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