通常の電源装置は、管理された環境(人のいる事務所内など)で使用する機器組込型として開発しております。
そのため、使用環境によっては、特別な対応策が必要になりますので、充分ご配慮をお願いいたします。
1.対応策が必要な環境
(1)水、湿気
水などがかかる環境で使用される場合は、部品の故障を招く場合があります。
このような環境での使用は防水処置を検討してください。
(2)ほこり
ほこりの多い場所で使用される場合は、ファンなどの部品の故障を招く場合があります。
このような環境での使用は防塵処置を検討してください。
(3)ガス
腐食性ガスが発生する環境下でご使用されますと、部品の故障を招く場合がありますのでお避けください。
2.対応策
上記環境下で使用される場合の対応としては、以下の案をご提案いたします。
- 水のかかる、あるいは湿気を帯びる環境下でご使用される場合
- (1)準標準C(コーティング)仕様
- (2)準電源C仕様を強化したタイプ(マイナーチェンジ電源となります)
- ほこりあるいは導電性異物が電源内部に混入する環境下でご使用される場合
- (1)貴社装置の吸排気口にエアフィルターを設置
- (2)準標準C(コーティング)仕様
- (3)準電源C仕様を強化したタイプ(マイナーチェンジ電源となります)
- 高圧部にチュービング及びシリコンゴム付け
- 高圧部に絶縁カバー
- ガスが電源内部に混入する環境下でご使用される場合
腐食性ガスの成分によっては、電源に悪影響を及ぼす可能性がありますので、弊社までお問合せ願います。
以上のような対策がありますが、完全な効果が期待できないことがありますので、詳細については弊社営業までお問合せ願います。