ASICやFPGAといった最先端LSIを使用した設計においては、評価にかかる工数が大きいことが知られています。
評価作業を効率的におこなえるものとして、PMBusによる制御がありますが、そのためには別途専用の基板設計が必要です。
しかも、設計後にはPMBusは不要になることが多く、そのために基板上の貴重なスペースを取られるのは設計者にとっては避けたいという事情もあり、PMBusの利用はあまり進んでいないのが現状といえるでしょう。

こうした従来の設計者のお悩みを減らすために開発された評価用ユニットがDr.POLです。

Dr.POLとは?

PMBusコマンドを使ってPOLを有線または無線制御できる評価用ユニットです。
POLと外部PCが直接通信する仕組みなので、基板の変更は必要ありません。

Dr.POLの機能

電源の情報(入出力電圧、電流)、電源温度を外部PCから読み取ることが可能

電源の入出力電圧やシーケンスを 外部PCから制御

POLと外部PCが直接通信(※1)するので、電源制御の為にPMBus用基板の設計が不要
※1 Dr.POLの通信は無線機能または、ケーブルを使用した有線でも可能です。

Dr.POLをお使いいただくメリット

使用例

  • 大容量FPGAに最適な電圧に調整することで、ボード全体の消費電力を低減可能
  • 電源の起動シーケンス・ランプレートを調整
  • 今まで測定が困難だった、100Aもの大電流を、プローブ等を使うことなく簡単に測定可能
  • 適切な出力電流の電源製品を選定できる
  • 電力測定の配線や改造が不要になる

など、お客様製品の早期最適化に貢献します。

Dr.POLを導入いただくことで、設計工数の短縮とコスト抑制に貢献します。

Dr.POLの使い方

Dr.POL接続可能製品

機種名 BRDS40 BRDS60S BRDS60 BRDS100
入力電圧 DC4.5~14.0V
出力電圧設定範囲 0.6V~2.0V 0.6V~2.0V 0.7V~2.0V 0.7V~2.0V
出力定格電流 40A 60A 60A 100A
外形寸法(W×H×D)mm 33.0×10.9×13.5 33.0×12.7×13.5 33.0×8.0×22.9 38.0×8.5×27.7
標準価格 4,800円 5,500円 6,200円 7,800円
Dr.POL提供時期 計画中 計画中 対応予定 提供中
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