Q&A
保持時間に必要なコンデンサ容量の算出方法

1.保持時間の延長要求

瞬時的な停電時にも出力を保持できるよう保持時間の延長要求が高まっています。電源の1次側の平滑回路のコンデンサ容量を追加することで保持時間(Th)、電源の2次側の平滑回路のコンデンサ容量を追加することで立下り時間(Tf)を延長することができます。

2.保持時間の延長方法

(1)AC-DCコンバータの場合

保持時間を延長するためには、1次側の平滑コンデンサ容量を増やすことが必要です。
当社製品ではTUシリーズとLFP240/300Fが該当し、外付けする1次側の平滑コンデンサ(Cbc)の容量を大きくすることで保持時間を延長できます。
なお、LFP240F/300Fにおいては保持時間延長ユニットをオプションでご用意しています。

(2)DC-DCコンバータの場合

保持時間を延長するためには、入力端子間(+Vinと-Vin)に外付けコンデンサを接続いただくことが必要です。

3.保持時間に必要なコンデンサ容量の算出方法

外付けに接続するコンデンサ容量(Cbc)は下式にて算出できます。

算出例
TUHS10F05において、出力電力4W、入力電圧100Vacにて保持時間を200msを確保できる1次側コンデンサ容量を算出する。また、周囲温度は-20℃minとする。

①TUHS10F05の効率ηと最低レギュレーション電圧Vhを特性データから求める。
η:特性データ P.4 Efficiency (by Load Current) より、入力電圧100Vac、負荷電流0.8A時の効率は80.6%
Vh:特性データ P.21 Minimum Input Voltage for Regulated Output Voltageより、負荷電流 50%、Ta=-20℃時の最低レギュレーション電圧は38Vac

②上式を使用して、Cbcを求める。

 実際には、部品の公差や、配線パターンなどの影響により、必ずしも計算結果と一致しない場合がございますので、実機でご確認いただけますようお願いいたします。

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