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IEC60950について

IEC60950は、定格電圧が600V以下の情報処理機器の安全性に関する国際規格です。
この国際規格を受けて、ヨーロッパ圏内では整合規格のEN60950、アメリカ合衆国ではUL1950など、各国の情報処理機器の規格を定めております。

対象となる代表的な製品は以下のとおりです。

  • データ/文書処理機器・鉛筆削り器
  • パーソナルコンピュータ・文書裁断機
  • データ端末機器・貨幣/紙幣処理機
  • データ回路終端機器(モデムなど)・口述録音機
  • 自動式構内交換設備
  • 留守番電話 など
  • 複写機

上記に該当する機器でなくても、試験機関の審査官の判断によって、IEC60950規格を適用する場合があります。
一般に機器組込型の電源装置は、その市場から、情報処理機器の一部として扱われることが多く、電源装置にもIEC60950規格対象と考えることができます。
規格の要求内容としましては、表示、使用部品、感電に対する保護、機械的安全性、温度性能/電気性能、電気通信回線への接続 などがあります。
電源装置については、“電気通信回線の接続”の項目を除き、他の項目が適用されます。
なかでも、感電に対する保護の要求が厳しく、電源装置および内部部品の構造についてまで、詳細な要求事項があり、例えば、絶縁距離として、1次側-2次側間に8mm(沿面距離の場合)の間隔が要求されています。
また、スイッチング電源装置特有の内容としまして、電源装置内部で使用するトランス類の温度上昇上限値があります。
これは、トランスに使用しているマグネットワイヤー、絶縁テープなどの絶縁物の絶縁階級によって、使用温度上限が定められており、一般に電源はA種、温度上限90℃(熱電対における測定方法による)です。

IEC60950に関連のある主な規格は以下です。

IEC60065 商用電源に接続する家庭用電子機器の安全性
IEC60083 家庭用プラグおよびコンセント
IEC60085 電気絶縁物の耐熱温度および絶縁階級
IEC60112 湿潤状態における固体絶縁物の比較炭素化導電指数(CTI)および測定法
IEC60127 小型ヒューズ
IEC60384-14 電子機器に使用する固定コンデンサ
IEC60417 機器に使用する図記号
IEC60529 外郭による耐水保護対策度合い(IP区分/コード)
IEC60664 低電圧系内における絶縁協調
IEC60851 巻線に対する試験方法
IEC61058 機器用スイッチ

1997年にIEC規格の番号について一部変更があり、従来の番号に60000が足された番号になりました。

従来から発行されている規格にも適用され、IEC950はIEC60950となりました。

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