1.ピーク、パルス電流とは
電流値がパルス状に変化する電流を、パルス電流といいます。また、ピーク電流値が定格電流を越える場合は、ピーク電流といいます。
実際の装置としては、プリンターのモータや印字ヘッド、LED表示器、HDD、FDD等があります。ピーク電流が定格値以内の場合は、特に使用上問題はありません。
2.ピーク電流の対応方法
基本的には、定格電流を越える電流を連続的に流すことはできませんが、ピーク電流が流れる時間が短い場合、次のような対応が可能です。
(1)オン時間が数μsの場合
特に出力にコンデンサを外付けしなくても、電源内部の出力平滑コンデンサでピーク電流を供給できます。
(2)オン時間が数μs~数msの場合
出力にコンデンサを外付けすることで、ピーク電流を流すことができます。
外付けするコンデンサの容量は、以下の式で求めることができます。
※外付けコンデンサについては、許容リップル電流を確認し、ご選定ください
※外付けコンデンサ容量が大きい場合、起動不良となる場合がございます。接続できる最大容量は機種によって異なりますので、お問い合わせください。
(3)オン時間が数ms以上の場合
機種によってはピーク対応の電源を用意しております(オプション-H仕様)。
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