スイッチング電源の入力保護としてブレーカを選定される場合には、以下に示す内容をご配慮ください。
1.極数
単相の場合
電源の入力端子にはL(ライブ)とN(ニュートラル)があり、通常N端子は接地側に接続されます。そのため、電源ラインのL、Nがはっきり区別できる場合、Lラインを遮断できる単極のもので問題ありませんが、L、Nの区別が不明確な場合は両極を遮断できるものが必要となります。
三相の場合
全ての相を遮断する必要があり、三極のものが必要となります。
2.動作特性/定格
スイッチング電源は、一般に、コンデンサインプットとなっているため、電源投入時には大きなピーク電流が発生します。これが突入電流です。
この突入電流が流れる時間は数msですが、電流値は定常時の入力電流の数十倍となります。ブレーカの遮断特性によっては、この突入電流で遮断(トリップ)することがあります。そのため、低速型または遅延型のブレーカを選択していただく必要があります。
図1 突入電流例
図2 ブレーカ(5A定格)特性例
例として、図1より突入電流は、2ms、ピーク26Aとなります。このデータを元に、ブレーカが遮断しないか確認します。図2はブレーカの動作特性の一例ですが、曲線で囲まれた部分がブレーカの動作範囲となり、図1に示す突入電流は動作範囲外であり、遮断しないことがわかります。
スイッチング電源においては、入力電圧の位相が90°/270°の時に最も大きな突入電流が流れます。突入電流の流れる時間は5ms maxとお考え下さい。
また、突入電流値は当社製品カタログの仕様値をご確認ください。なお、突入電流は入力電圧に対して比例します。カタログにご使用の入力電圧の突入電流値がない場合には、下記のように換算してください。
例)LFP100F-24をAC230Vでご使用の場合
カタログより、突入電流 AC200V入力時30A typ
AC230V入力時の突入電流は、30A × 230V / 200V = 34.5A
- ※ブレーカの選定においては上記以外にも温度補正係数等がございます。ブレーカメーカによる選定方法も合わせてご確認ください。
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