装置設計において、電源の設置場所の検討は後回しになる。そのため、限られた場所・容積の中で、電源の設置に苦労する場合がある。筐体内での熱設計を考慮すると電源の発熱の少ない高効率電源がよい。
装置設計において、電源容量が決まらないため、必要な電源スペースを決められない場合がある。
また、機構設計完了後に電源容量が増加して、必要な電源スペースが確保できない場合もある。
産業機器用電源はClassI対応の機器が多く、FG付き電源が一般的なため、2極コンセントからのAC給電は困難である。
産業機器用電源は取扱説明書(取説)に記載があり、2極で給電しても筐体の安全アースを接続しなければならない。
※シャーシとFGは同電位
<電源の取説>
- ■電源取付の際は、取付穴を必ず筐体の安全アースに接続してください。
- ■業界内でもインチサイズでは小型の電源です。
- ■高効率電源で発熱量少なく、装置内での部品配置自由度も向上します。
- ■45Wと65W取付コンパチなので機構設計での自由度が向上します。
- ■安全アースへ接続しなくても使用できます。
- ■低漏洩電流で家庭用機器にも安心して採用いただけます。
- ■ピンとコネクタのインターフェースがあり、装置の給電方法として設計自由度が向上します。
- ■駆動系の負荷(モータ)を接続する場合でも、ピーク出力があると安心して使用できます。
(オプション-H)
- ■感電防止や導電性の埃がある環境でも安心して使用できます。
(オプション-N)
TECSシリーズラインナップ
TECS45F
機種名 | 出力電力 | 出力電圧・電流 |
---|---|---|
TECS45F-5 | 40.0W | 5V 8.0A |
TECS45F-12 | 45.6W | 12V 3.8A |
TECS45F-24 | 45.6W | 24V 1.9A |
TECS65F
機種名 | 出力電力 | 出力電圧・電流 |
---|---|---|
TECS65F-5 | 50.0W | 5V 10.0A |
TECS65F-12 | 65.4W | 12V 5.45A |
TECS65F-24 | 66.0W | 24V 2.75A |